転換期の文化と運動

転換期を生きる意識は広く通じる。今日もそうだし、1950年代もそうだった。転換期は傍観を許さず、参加せざるおえない意味を持つ。その中を生きている意識は、どのような表現を呼び起こし、どのような表現を必要とするかを、50年代を中心に ― 版画運動と、ルポルタージュ絵画と、創造美育という実例を取り上げながら ― 考えていきたい。

プロプライエタリ社会をハックする

ネットのややこしい「技術」なんか知ったこっちゃない、便利ならとりあえずいいか…というアクティビストのための、それって、結構ヤバいんじゃないかということを巡るレクチャー&トーク

日 時:2017年7月16日(日)19:00~21:00/18:30 Open
場 所:素人の乱12号店|自由芸術大学

2017年夏季集中講座のチラシデザイン

夏は虐殺の季節だ。うだるような暑さにガマの中で自決を迫られ、火炎放射器で焼かれる沖縄の人を想い、入道雲に原爆のキノコ雲を重ね合わせ、太陽の閃光に身を焦がす。これから忘却を強要され、私たちは殺人をそして戦争を、アルベール・カミュの『異邦人』のように太陽のせいにしていくのだろうか。軍靴の響きが再び聞こえ始めようとしているこの夏に、戦争に抗い、記憶を繋ぐ表現と手段を持ち続けるため、夏季集中講座として二つのレクチャーを連続で開講します。

美術が繋ぐ広島・沖縄

丸木位里、丸木俊のアトリエに『原爆の図』を展示するために建てられた丸木美術館、丸木位里・俊の想いを沖縄で継ぐため、普天間基地の一角を返還させ『沖縄戦の図』を展示するために建てられた佐喜眞美術館。人間と戦争をテーマとし、記憶の忘却に抗うふたつの美術館の学芸員が、平和をつくる美術とその作品を収蔵する美術館についてレクチャーします。