レクチャーや読書会でもテーマにしたヨーゼフ・ボイスのドキュメンタリー映画《ヨーゼフ・ボイスは挑発する》をアップリンクで上映しています。
監督のアンドレス・ファイエルは10代の頃にはマーガリンで絵を描くほどボイスに傾倒していたとのこと。そして「いまなぜボイスなのか」。
情報の奔流に巻き込まれ、その創造力を見失ないつつある「誰も」へのメッセージが込められている映画です。
ヒトラーは人々を強いる方法を熟知していましたが、ボイスは常に“自由”という唯一の表現について論じていました。誰もが“ノー”を言う権利があるということです。それがボイスとヒトラーの違いです。ボイスは誰にもイデオロギーを強要していません。誰もが「それは私と無関係です。私は別の道を選びます」と言える権利があるのです。
監督インタビュー:映画パンフレットより
※東京では渋谷と吉祥寺のアップリンクで4月18日まで上映中です。
https://www.uplink.co.jp/beuys/theater.php